福岡地裁の開札で、最高入札価額が同額となったケースがあった。一方は、個人、そしてもう一方は不動産業者だった。
入札価額に案外、端数を付ける、例えば612万1円とか見られますが、今回は、380万円という金額でだった。
裁判所は、まず、○○さんおみえですか?。個人の方は、開札に来ていた。次に不動産業者に声をかけるも開札に来ていなかった。
裁判所の判断は、不動産業者の事務所所在地が福岡市内ということもあり、30分後までに再入札ということで、不動産業者に連絡をいれていた。
個人の方は、再入札の用紙を頂き、早々と手渡し、約25分後、不動産業者も裁判所に到着、そして再入札、その間も、次々に他の事件の改札は進んだ。
少し経ち、先ほどの同額入札の開札がおこなわれた。双方共、若干の金額は上げて再入札していたが不動産業者が最高価買受申し出人となった。
こういった金額が同額の場合、双方が開札に来ていれば、再入札で金額をあげることなく、例えば、くじ引きとか、面白いケースでは、ジャンケンなどもあったようだが、その手法を判断する裁判所側も迷うところだろう。