まず最初に言えることは、入居率改善が安易な物件とそうでない物件があること
です。立地、配置、間取り、設備、建物構造と築年数、賃貸条件、管理状況など現
地に出向き調査を行います。その他、入居募集状況を確認します。アクリル看板、
入居募集のぼり、垂れ幕の設置などから賃貸会社・管理会社の募集に対
する姿勢が伺えます。
入居率改善の調査は、あらゆる角度から判断する必要があることから協力会社
へも調査を要請し、客観的判断を基に、物件を見極め、その結果を賃貸オーナー
様にお伝えします。
ちなみに入居率低下の原因は、以下の3点があるかと思います。
①単なる物件競争力の低下
②賃貸・管理会社の姿勢
③賃貸オーナー様の経営に対する考え方
①物件競争力の低下、②賃貸・管理会社の姿勢は、現場に行けば把握できま
す。そして、ありのままの現状を賃貸オーナーに報告致します。その現状が決し
ていいとは言えない場合、業者にだけ問題があるかと言えば、そうでもないケース
もあります。
それは、③賃貸オーナー様の経営に対する考え方に全てが起因していることも
あります。賃貸オーナー様が物件近くに居住していながら、収益を生み出す物件
の状況を見にいくこともなく業者任せであったり、適正家賃への変更に応じること
なく、退去時の補修工事費用も捻出しない、しかし、入居が決まらないことについ
ては業者に対し、厳しく追求するなどで業者も策を講じようがない、意欲もなくなっ
ているなどです。
また、賃貸オーナー様が年配であったり、遠方に居住しており、現場に出向くこと
が困難なケースなどでは、あきらかに業者の手抜き管理が入居を阻害しているこ
ともあります。
いずれにしても現場を診ることから賃貸経営の改善が始まります。
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