都市ガスが使用できる地域でもプロパンガスを使っている賃貸物件は
数多くありますが、なぜだかわかりますか?
これは、建築時、プロパンガスを使うことにすれば、プロパンガス業者が、
配管、給湯器、浴室乾燥機、浴室テレビ、エアコン等々無料で設置して
くれるからです。
プロパン業者は、以後、ガスを供給し続けれます。建築会社にとっても
建築費の総額が抑えられ、賃貸オーナーにとっても収支がよくなり、
いいことだらけです。
しかし、プロパンガス業者は、建築時の設備負担分を回収すべく、
ガス料金に上乗せしてきます。結局、入居者に負担がかかってしまう
という構図です。
建物の戸数が少ない物件ほど、その負担は大きくなります。
プロパンガス料金は、単価の規制など何もなく、例えば、ある業者は
単価100円、別な業者は単価200円だとしても、一向に差し支え
ありません。
ガス警報機などの設置を義務つけて、月500円のリース代を徴収して
利益につなげてもいいわけです。
更に不動産管理会社がプロパンガス業者からマージンを受け取って
いるところもあります。
そうなるとプロパン業者は、ガス料金単価をさらに上乗せしてきます。
都市ガスの場合、設備・配管費用は、オーナー負担です。そしてガス料金
の単価も建物戸数にかかわらず、一律です。 プロパンガス業者に何らかの
規制をかけて適正な料金にすべきかと思います。